この絵本が好き!(2007年版)
海外第1位~同率第4位
この絵本が好き!(2007年版)海外第1位
アンジェロじいさんのしごとは、古い教会の壁をぬりかえ、彫刻にあたらしい命をふきこむこと。ある日、仕事中によわったハトを見つけ、しかたなく家につれかえって手当てをした。はじめはぶつぶつ文句をいっていたのに、やがて大の仲良しになって…。別れをつげる最後の瞬間まで相手を思いやる、アンジェロじいさんとハトとの心あたたまる交流。さりげなく、さわやかに死を描いた絵本。
著者:
デビッド マコーレイ
/
千葉 茂樹
出版社:
ほるぷ出版
この絵本が好き!(2007年版)海外同率第2位
「せんちょう」は、川のそばの家にすんでいる猫。寝ることと、食べることと、からだをきれいにすることが好き。でも、他にも好きなことがあるようです。それは、月あかりの晩に出かけること。さて、どこへ行くのでしょうか?
著者:
マドレーヌ フロイド
/
木坂 涼
出版社:
セーラー出版
この絵本が好き!(2007年版)海外同率第2位
この絵本の詩は、韓国の人々のくらしがまだあまり豊かでなかった、1980年初めに書かれました。この絵本でヨンイがもっているビニール傘は、日本でよく見かけるビニール傘とはちがっています。傘の骨は細い木で、ビニールもとても薄く、すぐに破けてしまいそうなものでした。布製の傘を買えない貧しい子どもたちは、このビニール傘を使ったのです。絵本の中の少女ヨンイにとっても大切な傘だったことでしょう。少女ヨンイのやさしさと勇気、そして、おじいさんのヨンイへの思いが雨の日に静かにしみわたる韓国の傑作絵本。
著者:
ユン ドンジェ
/
ピョン キジャ
/
キム ジェホン
出版社:
岩崎書店
この絵本が好き!(2007年版)海外同率第4位
ママとパパはきっぱり言う。「8時になったら、あかりをけして」真っ暗な部屋ではこわくて眠れないのに。ちいさなコブタは工夫した。スイッチをいれてからあかりがきえるまでに、わざとうんと時間がかかるように。―はさみ、ほうき、三輪車、ボウリングの玉、野球のバット、じしゃくなどなどが、ひとつながりのからくり仕掛けになった。なにかの動きが、次のスイッチになり、次々に連鎖する、こういうのを「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」というそうだ。天才コブタのからくりは、みごとに成功するだろうか。
著者:
アーサー ガイサート
/
久美 沙織
出版社:
BL出版